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%e7%b2%be%e7%a5%9e%e3%81%a8%e6%99%82%e3%81%ae%e9%83%a8%e5%b1%8b:VOLUME:13 「起きてしまったことはしょうがない」という思考回路を身につけてみる

2019.12.25

 

 

仕事でも遊びでも、日常生活でも、恋愛にしてもその他の人間関係にしても・・・・ざっと思い返すだけでも、僕の人生は成功よりも失敗やトラブルの方がはるかに多い。

特に何か、新しいことにチャレンジするときは1つの成功に辿り着くまでに、いったい幾つの失敗をしたことか・・・

僕自身は大した成功を収めたわけでもないので偉そうなことは言えないが、ある程度以上の成功を収めた人に様々な機会で「成功する秘訣は?」と言う主旨の話を聞くと、ほとんどの人が皆口を揃えて「どれだけたくさん失敗するか」と答える。

要は、成功するためには、数多くの失敗をし、そしてそれを乗り越えることで、ひとつひとつ自分のレベルを上げて成功まで辿り着く、ということだと思う。

 

まぁ、とはいえ、誰もが最初から「よし、たくさん失敗しよう!」なんて意気込んでわざわざ失敗を繰り返しているわけじゃあない。

毎度毎度「これならうまくいくだろ!」っと思ってやってみたら、ものの見事に失敗・・・・ということを繰り返しているはず・・・

 

普通はここで、まぁまぁ「ココロ」がやられる。

時にはお金がなくなったり、借金だらけになったり、人間関係が悪くなったり・・・

まぁ、どんな時にも「失敗」にはネガティブになる要素が満載だ。

そりゃそうだ。だって「失敗」してるんだから。

落ち込んだり、ブルーになったり、イライラして誰かに当たったり・・・そして、さらに「負のループ」にはまっていくと、失敗が失敗を呼び、そこから抜け出すのは一苦労だ。

 

僕が色々な成功した人たちを見ていて思うに、成功する人と成功しない人の違いはおそらくここだ。

 

失敗しない人なんていない(たぶん)。新しいことを始めれば誰もが何かしらの失敗をする。

要は「失敗」した時に、どうするか? どう考えるか?

この部分だ。

 

そして、成功する人は「失敗」に対して落ち込んだりしない・・・と思いがちだけれど、実際はそうじゃない。

もちろん、中には落ち込まないアイアンハートの持ち主もいるけれど、僕が知る限り、どんな成功を収めた人でも、普通の人たちと同じように、失敗すればやっぱり落ち込む。

じゃぁ、何が違うのか?

それは、「立ち直り」のスピードだと思う。

皆と同じように、失敗すれば普通に落ち込むけれど、そこからの「立ち直り」が異常に早い。

「失敗したことはしょうがない」

「起きてしまったことはしょうがない」

「で、ここからどうする・・・・?」

すぐにそこに辿り着く。

 

物事には「変えられること」と「変えられないこと」がある。

「雨が降ってしまったこと」は変えられないこと。

だから、それを嘆いていても、時間の無駄だ。

「失敗してしまったこと」をいつまでも嘆いていても、状況は良くならない。

落ち込んでいても、状況は悪くなる一方だ。

「犯人探し」をして失敗した人を叩くよりも、その時、最も優先すべきことは「その失敗を解決すること」だ。

 

「起きてしまったこと」は変えられない。

だから、その事実をいかに早く「受け入れ」て、「じゃぁ、そこからどうするか?」という解決と前進に頭の中を切り替えられるか?

そこが最大のポイントなんだと思う。

 

そうやって、たくさんの成功した人たちから多くのヒントをもらっていく中で、僕自身が新たな「思考回路」を手にするために選んだ言葉が、

「起きてしまったことはしょうがない」

「まぁ、落ち着けよ」

「で? ここからどうする?」

という3つのセットだ。

 

まずは、何か失敗をやらかしてしまった時に、まず状況を眼の前にして「マジか・・・・やっべぇなぁ・・・」っと落ち込む。

そう思った瞬間に、3つの言葉を思い出す。

「まぁ、起きてしまったことは、しゃ〜ないよな」

「まぁまぁ、まずは落ち着こう」

「うん・・・で? ここからどうすればいい?」

そんな感じに。

 

失敗の中にはその場で即座に対応しなければいけないこともあれば、「考える時間」がある場合もある。

考える時間が少しでもあるのであれば、僕はどこか、自分が「落ち着ける場所」に行き、ノートを開いて書きながら考えることが多い。

お気に入りのカフェでもなんでも、まずはコーヒーでも飲み、美味い物でも食べて気持ちを落ち着かせる。

そしておもむろにノートを開き、「1人会議(自分会議)」を始める。

まずは「今、起きていること、問題点」をありのままに書く。

ノートに書くことで、問題点が「ハッキリ」する。

頭ん中だけで考えると、「トラブルや問題」というのはそのやばいイメージ(負の妄想)と合わさって実際の大きさよりもはるかに大きく感じたり、恐怖感を煽る。そうなると頭が「パニック」に陥って、思考回路が停止する。それは避けたい。

だからノートに書いて文字にするといい。

ハッキリと文字にすることで、問題やトラブルを「俯瞰的」に見ることができる。

書くことで問題が小さくなるわけじゃないけれど、少なくとも、必要以上に大きくもならない。そこが大事だと思う。

 

そして次に、大きく「で? どうする?」と書く。

今度は、その問題を「解決する方法」を書いてみる。

それをやる、やらない、できる、できない、は置いといて、まずは冷静にそれを解決する方法を書いてみる。

起きる問題なんて、結局はその人の「器の大きさ」に合ったサイズでしかないんだから、冷静に考えれば解決法は必ずある。

 

そして、それを書き出したら、最後の作業。

それを「やるか? やらないか?」。その判断を自分ですることだ。

失敗やトラブルを解決する方法なんて、基本的に「楽しいこと」なんてひとつもリストの中にはないはず。きっと「うわぁ、それやりたくねぇ〜」っと思うことばかり。

でも、それを心の中の「天秤」に乗せ、自分に聞いてみるしかない。

「そこまでして、その問題を解決したいのか?」

「そこまでして、それを続けたいのか?」

 

そう問いかけてみれば、おのずと答えは出てくる。

 

自分の「好きなこと」「まぁまぁ好きなこと」「好きじゃないこと」「嫌いなこと」。

好きなもの、嫌いなものにもやはりランクがあって、「そこまでしてもやり続けたいこと」と「そこまでしてやりたくはないこと」があると思う。

それを繰り返し問いかけることで、自分のことが次第によくわかってくる。

失敗やトラブルを繰り返し、それを解決する方法を探し、それを実行に移すかどうかを自分に問いかける・・・

 

そこまでしてもやり続けたいことであれば、歯を食いしばって解決ミッションスタート。

そこまでしてやり続けるのはちょっと勘弁・・・そう思ったのなら、それは「それくらい好きなこと」ということ。でも、それはそれで、全然いいと思う。

それが自分の中で良く分かったことが、すごく大事だと思うから。

 

どんな失敗をしても、そこまでしてもやり続けたいことがあれば、それは最高に幸せなことだ。

 

失敗をすることで、自分のことがよくわかる。

失敗には、そんな一面もあると思う。

 

 

起きてしまったことは、しょうがない。

 

失敗したら落ち込むのなんて当たり前、それもしょうがない。みんな同じ。

 

でも、できればその時間を少しでも短く、早く。

どれだけ長く落ち込んでいても、絶対に問題は解決しないから。

 

そのためにつぶやく3つの呪文は

「起きてしまったことはしょうがない」

「まぁ、落ち着けよ」

「で? ここからどうする?」

 

そしてついでに、落ち着ける場所と、美味い飯。

できれば1冊のノートを持って。

 

 

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