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life-work:ウッドデッキを作ってみよう! 〜其の4

2021.3.23

初日の作業「後半戦=夜の部」が始まった。

 

建物前の通路部分。

土台を撤去して、そこに新たな土台を設置する作業。

ウッドデッキを支える「足」となる鋼鉄製の束(足)=鋼製束を立てるために、まずはさらにその「足元=地面との接地面」を綺麗に整え、水平にする必要がある。

 

 

こちらが鋼製束。短いものから長いものまでサイズは色々。

 

 

土の場所、砂利の場所、コンクリートの場所・・・

それぞれの地面の質に合わせて、土や砂利の場所にはデッキの重さで沈み込まないように、分厚いコンクリートの板を敷き、コンクリートの部分は水平になるように整え、それぞれ、約50センチ間隔に鋼製束を設置していく。

なんせこの土地、素人5人衆にはちと「酷だろ?」というくらいに「平」な部分がないもんだから、鋼製束を1本立てるために土を掘り返したり、砂利を詰めたり、まぁ、手間のかかることかかること・・・

何時間もしゃがみ続け、這いつくばることも多数、なかなかに体力を消耗しつつドロだらけになりながらも約5~6時間後か、ようやく約60本の鋼製束を立て、その上に20本ほどの土台になる柱を置き終えた。

 

もうすっかり日も暮れて、時計を見るとすでに夜9時・・・

 

さて・・・・

 

これで終わりじゃあ~ありません。

 

ここから今度は「水平」ってやつをとる作業。

ここでしっかりウッドデッキの水平を取っておかないと、デッキが傾いちゃうからねぇ。

 

ここで1つ、強力な助っ人マシンが登場。

その名も「レーザー」

 

 

 

 

 

正式名称はよく知らないが、この宇宙船のようなマシンから垂直、水平にレーザーが照射され、基準となる箇所にこいつを照射すればあとはその周りに線状に映し出されるレーザーのラインに合わせて他の足場の高さを調整していけば良いという優れもの。

数年前、いつもお店の工事でお世話になっている大工のカワさんにその素晴らしさを熱弁され、すっかりその気になって即購入したものの、一向に使う機会がなく、新品状態のままずっと保管されていたという・・・この日のためだったのか・・・・ついに・・・

 

なんせほとんど使ったこともないもんだから最初はちと手間取ったが、ピカーンっとレーザー照射すると・・・・・

 

「おお、すっげ~・・・・」

 

暗がりのブロック塀に映し出された一筋の希望の光・・・

あとはその赤いラインを頼りに鋼製束の高さを一本一本微調整していく。

 

ず~っと使わなかったけど、これ、買っておいてよかった・・・・カワさん、ありがとう・・・

今回のウッドデッキもそうだけど、水平、垂直が重要な工事、例えば壁、天井などなど・・・そういった工事の時はコイツはめちゃくちゃ便利、というか、こいつがないとかなり面倒なことになりそうだ・・・レーザー、コイツすごいっすわ。

 

でも・・・・これ、お昼だったら・・・・ほとんど見えないだろう・・・な。

モノによっては見えるとか、レーザーの色が緑だったら少しは見えるとか、そんな話も後からちょいちょい聞いたけれど、それでもやはり明るい屋外では見え辛いんだとか。

ま、狙ったわけではないんだけど、この時間なら、バリバリ見えますけどね。

なんせもう、夜の10時過ぎてますしね・・・・・

 

初めてのレーザーにちょっと浮かれ気味の6人(助っ人1人参戦)

その勢いで疲れた体に鞭打って、そのままなんとか水平を確保することに成功し、最後に鋼製束に乗せた柱をビスで固定して、本日の作業はこれにて終了・・・・

 

時間は・・・・夜12時・・・・ちょい前。

ギリギリ本日中。

 

おつかれ~!

 

あまりにも遅い夕食を取り、疲れてはいても、明日がたとえ6時集合でも、ビールの一本くらいは飲みたい気分の6人。

 

めっちゃ疲れた・・・・

 

でも、こういうのも、やっぱり悪くない。

トラブル失敗山盛りてんこ盛りでも、やっぱりその後の、こういう時間は最高だ。

飯もうまい、ビールもうまい、トラブった分だけ、笑える話も山盛りだ。

これがあるから、大変な思いしても、またやっちゃうんだよね・・・

 

さぁ~、明日の集合時間は・・・・6時・・・・です。

朝の・・・・ね。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・ですよね・・・・

 

よし、明日も頑張っていこ~!

 

・・・・・・・・・押忍・・・・・

 

それじゃ、また明日!

っていうか、また後で!

 

みんなが帰った後、タバコに火をつけ一服しながらばし考える。

今日は、なんとかなった。

でも・・・

残り2日。

明日は最大の難所、このどでかいエリアの足場作りだ。

明日、このエリアの足場を完成させ、3日目にウッドデッキ材を貼る・・・というのが当初の計画。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・ま、無理だわな・・・

 

初日の作業ででうっすら見えてきた、この凸凹の地に足場を組むことの難しさと労力、そしてかかる時間。

楽観的なスケジューリングを地でいく俺でも、さすがにわかってくる。

 

とんでもねーこと始めちまったな・・・

 

ま、それでも、もうすでに始まっちゃってるからね・・・・

 

何にでも「はじめ」はある。

そして、はじめがあれば、必ず「おわり」がある・・・・よね。

 

ただそう自分に言い聞かせ、不安な気持ちに包まれながらも、それ以上に疲れ切って、家に帰ると速攻でぐっすりと眠りこけたのでした。

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