st-catalog:ST CATALOG:Volume:07 〜自分でお店を作りたい人は必見〜 何月屋という材木屋さん
2020.2.2
「お店で使うものはなるべく自分たちの手で」
そんな「なんでもやってみたがり」なSOULTREEとしては、食べ物や飲み物だけじゃなく、お皿や家具、内外装も含めて自分たちで作れそうなものはなんでも作ってみることが多いんですが、そんな時にまず足を運ぶのはホームセンター。
規模が大きなホームセンターに行けば材木や鋼材、ボルトやネジ、塗料その他なんでも揃うので、ちょっとした物を作るのであれば大体がホームセンターで事足ります。
ただ、ホームセンターではどうしても手に入らないものもやっぱりあって・・・
それは、「特殊な素材」「こだわった素材」を使いたい時。特に木材。
こればっかりはホームセンターでは扱いが少なく、思ったものが手に入らない。
同じ木材と言っても「古材」であれば以前にも紹介したことのある「ギャラップ〜厚木ショールーム〜」へ行けばオッケー。
ただし、今回作りたいのはディナーメニューの新商品の目玉となる「前菜盛りや肉盛り」に使うための分厚い木のプレート。そして「パン」を盛るための木のプレート。
木の食器用に使う塗料を使用して作るにせよ、さすがに古材を食器に使用するのはどうかと・・・・
普通の材木で、針葉樹に紅葉樹、好みの木目や色味、厚みなども含め選択肢が多ければありがたい・・・・そんな材木屋はないもんだろうか・・・?
ネット上での検索も含めいろいろな材木屋さんをあたってはみるものの、どこも反応は芳しくない。
まぁ、そうですよね。なんてったって、こちらは素人。
好みにうるさいわりには扱う量はわずかだし、定期的に買うわけでもないし・・・・
やはり、素人にはホームセンターしかないのか・・・?
なんて思いつつも、諦めきれずに知り合いのお世話になってる大工さん達に電話をかけまくってみたところ・・・ありましたよ、すごいところが!
前置きが長くなってしまいましたが、それが今回ご紹介する東京・町田にある材木屋さんの「何月屋」。
ついてビックリ。とてつもなくでかい・・・広い。
そして、あらゆる銘木が所狭しと・・・・
恐る恐る事務所に向かい、中の方に声をかけると素人の僕らにも優しく対応してくれてほっと一息。
今回は家具に使う材木を探しに来たわけではないけれど、こんなけの選択肢を見せられたら、夢が広がっちゃうな・・・
カウンターだったらこの板を。テーブルならこの板を・・・なんて、お店を自分で作ってみたい人にはたまらない材木屋さん。
お値段は数千円の小さなものから何メートルあるのかよくわからないようなとてつもなくデカイやつ(うん百万)まで、本当にいろいろ。
材木の相場はプロではないので知らないけれど、「こんなどでかくて分厚い木のカウンター天板なんて、何百万もするんでしょ?」なんて思って実際に値段を見てみると、意外にも数十万だったりと、お店を作るときの金銭感覚で言えば「手が届く範囲」の材木が山ほどありましたよ。ま、もちろん、これを加工して、磨いて、塗装して、搬入して、設置して、なんてのをお任せするとそれなりの値段になるんでしょうが、そんなものは気合いと根性と頼りになる大工さんが一人いれば、自分たちだけでもなんとかなるでしょ・・・
なんて思いながらあらゆる木を眺めたり触っては、おぉぉぉ〜っとかうわぁ〜っとか言いつつも、最終的には「木のプレート」で使う木を選びに選んで数枚購入。
5,000円〜15,000円までの木を3枚ほど。
これで思う存分「盛り」や「パン」のプレートが作れる・・・嬉しい・・・
そんな素人にも優しい「何月屋」さん。
加工や配送なども相談に乗ってくれるので、お店を作りたい人や我が家にド〜ンッと1枚板のテーブルやカウンターが欲しいなんて人も、ぜひ一度覗いてみてはいかがでしょうか。