info:おかげさまで7周年。
2019.5.27
5月28日でこのお店&工房も7周年を迎えます。
50周年くらい迎えたような佇まいですが、まだまだ7年。もう7年。
思えばスタートからいろんなんことがありましたが、それもすべて楽しかった思い出。
苦しかった部活みたいなもんです。
ひとことで言えば、この建物は「好き」じゃなきゃやってられない。
どこもかしこもオンボロで、たえず修繕に追われ、二子玉にしては広いこの敷地の中をお店の内外問わずいつもどこかを補修、改修してきたような・・・
とてつもなく面倒で、手のかかる問題児。
でも、「好き」なら、それは、この上なく楽しい相手です。
もともと飽きっぽい性格の僕が少ないながらも長く続けているのが「デザイン」と「釣り」と「このお店」。
この3つに共通するのは「いつも全然うまくいかないこと」です。
どれをやっても、どれだけ一生懸命考え、繰り返し繰り返しやってみても、なんと思い通りにいかないことが多いことか・・・
でも、改めてこうして、この3つを並べてみると、「なかなかうまくいかないこと」、それ自体が、実は楽しいのかも・・・?
そんなふうに、最近は思うのです。
それならば、うまくいかない目の前の事柄に、なぜそれほど悲観する(落ち込む)必要があるのか?
この、うまくいかない時の「悔しさ」の蓄積が、そのままうまくいった時の「喜びの大きさ」。そう考えれば、「失敗」は「喜びの貯金」みたいなもんだ。そんなふうに。
だから、最近は、何かトラブルがあっても、うまくできないことがあっても、それ自体はいつも「悔しい」けれど、簡単に「落ち込んだり」「ネガティブな気持ち」になったりはしなくなりました。
だってそれが、自分にとっての「楽しみ」であり、そのトライ&エラーが自分を成長させ、その成長が自分の新しい人生を作っていくのだと思うようになったから。
失敗して、悔しくて、「キィー!」っとなっても、心の奥底では「あ、これが今回の課題(越えるべき壁)なのね」。そんなふうに。
「失敗上等!」
この失敗を山ほど積み重ねても、まだゴールが見えないようなことこそ、長く続けていけることなのかもしれないですね。
でも、そんな失敗の繰り返しの毎日、文字通り「好き」じゃなきゃやってられない。
だから結局、1周回って、まずは「好きなこと」をやろう、選ぼう。
そんな話をメンバーの皆にはよくするのです。
気づけば7周年。
こんなに長くできるなんて、始めた頃は夢にも思わなかったけれど、ここまできたら、次は10年目指しちゃおうかな・・・・そんなふうに思い始めました。
次の3年。1つの節目。まだまだきっと、補修も改修も失敗も、山ほどあるけれど、それをめげずにコツコツと。
そして、それを一緒に悔しがり、めげずにトライと失敗を繰り返し、たまに成功して大喜びできる仲間に巡り会えたこと、恵まれたこと。
それが何よりありがたかったこと。嬉しかったこと。まずはそんなメンバーの皆に感謝を。いつもありがとう。
そして、この場所に、国内外問わず色々な場所から、わざわざ、足を運んでくれる皆さん。
本当にありがとうございます。
「来てくれた人たちが、気持ちよくなれる場所を作ること。感動できるモノを作ること」
それも、僕の目指す「好き」の一つです。
色々考えても、なかなか思うように、うまくいかないことが多いけれど・・・・もっともっと喜ばせたい。そう思ってはいるのです、いつも。
やってもやっても相変わらず、良くしたい点、しなければいけない点は山ほどあって、それはむしろ増える一方のような・・・
だからこれからも、めげずに、コツコツ理想に向かっていこうと思います。
まずは次の1年。
そんなSOULTREEをこれからもどうぞよろしくお願いします。