product:GREENという名の2つのBAG
2018.8.18
「GREEN=未完成な、青二才の」そんな意味から名付けられたふたつのBAG。
普段は自分たちが欲しい「カタチや機能」からモノ作りの発想をスタートさせる僕らにしては珍しく、「生地ありき」で作り始め、完成したのがこのふたつのBAGです。
デニム生地を作る工程の中で施される「サンフォ」や「スキュー」といったデニム特有の縮みやねじれを防止するための加工をあえて施さずに仕上げられたこの「未完」の生地。
未完成であるがゆえ生まれる独特の凹凸感や立体感、そしてラフな手触り。
この質感をいかして、何か作れないだろうか・・・?
もちろん、通常はパンツなどに加工されることが多いのだけれど、僕らが作りたかったのは「BAG」。それも「普段使い」の。
なぜなら、この生地の持つ独特の凹凸感はそのまま「表情の変化」にも表れるから。
通常のデニム生地よりも凹凸の「段差」が大きいことで、使い込み、擦れ、少しずつ色落ちしていく際も、この生地は凹んだ部分の「色の深さ」をハッキリと残し、履き込んだデニムパンツが見せるような豊かな表情に変わっていく。それを楽しんでもらうための「普段使い」。
未完の生地とシンプルなデザイン。そして丈夫さ。
そこに「表情の変化」が加わった時に、はじめて本当の意味で「お気に入りのBAG」が完成するように。
もうひとつ頭を悩ませたのは「ステッチ」。
ステッチワークというのは古くからある様々なブランドのデニムパンツを見てもデザインの一つの強い要素だけれど、このステッチワークを施せば施すほど、より「デニム感」は増す一方で、どこか「らしすぎ」たり、わざとらしい気がしたり・・・
逆に全てのステッチを生地と同色にすると今度は「デニム感」があまりに失われ「綺麗すぎる」気がしたり・・・・。
そこで縦のラインのみに白ステッチを施し、他は一体化させることで、デニムらしさを残しつつもうるさ過ぎないステッチワーク。そんなイメージで仕上げることに。
そして、シンプルな「外見」とはウラハラに、一風変わったマスタードカラーの内ポケット。
もともと色移りの激しい生地ではないけれど、それでも白いシャツなどを突っ込んで持ち歩くのはちょっと心配・・・普段使いのBAGだから、いろんな場面を想定してここはあえて別の生地に。でも、どうせなら、僕らの好きな「古臭さ」や「WORK」を感じる生地で。
意外な組み合わせかもしれないけれど、個人的にはお気にりのポイント。
なんでも気軽に突っ込んで持ち歩けるトートタイプとざっくりと使うための少し大きめのショルダータイプ。
皆さんのライフスタイルに合わせて。
TOTE BAG
http://shop.cafesoultree.jp/?pid=134185612
SHOULDER BAG
http://shop.cafesoultree.jp/?pid=134188928
https://www.instagram.com/soultreeoriginal/?hl=ja